一般的なシングルベタ基礎の工事の流れをご紹介いたします。
●工事着工前
障害物の有無など現地の状況を確認し、施工計画をたて基礎工事を開始します。
●丁張(遣り方)
この丁張には、高さ・壁芯・幅など、これからの工事に必要な様々な印があり、そこには釘が打たれています。現場の状況によっては遣り方を省略し、別の方法で位置だしや高さを決めていくことがあります。
●掘削
梁部分、スラブ部分を順次掘削していきます。
●砕石転圧(締め固め)
敷き均した砕石をよく締め固めます。
①最適撒き出し厚
②最適締固め用機械
③最適含水比の管理に注意が必要です。
●砕石地業完了
●防湿シート敷き
土間シート敷きは、工務店・メーカーによっては施工が不要な場合もあります。
地業面への降雨の影響を緩和する効果もあります。
●配筋
設計図に従い鉄筋を配置し結束します。
かぶり、あき、ピッチ等に注意しながら丁寧に組んでいきます。
●コンクリート打設(スラブ)
スラブ部分のコンクリートを打設します。
バイブレーターでよく締め固めを行います。
材料の分離のないよう配慮する必要があります。
●型枠組立(内部立上り)
墨出しをし、内部型枠を施工します。
●コンクリート打設(立上り)
立上りのコンクリートを打設します。
現場の状況に応じて、ポンプ車、クレーン、シュート、一輪車などを使い分けます。
●養生
外気温や日射の影響を受けないよう養生を行います。
●精度確認
脱枠後には精度の確認をします。
基礎幅、基礎高、天端高、アンカー位置など
●完成
外部の埋め戻しを行い、基礎の中を清掃し完成です。